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思い付いたネタのたまり場。
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『お帰りなさい、お坊ちゃま!』

― 部室の扉を開けるとそこは執事ばかりでした。

似合うなーカッコイイなー幸村。
…つーか執事ばっかの中で何で仁王だけメイドなの?

「…今度は何なんだよ」
「ん?男テニなんだから客層を女性に絞った出し物にしたほうが
 いいんじゃないかって柳がいうから執事カフェはどうだろうって
 話になって試しに着てみたんだけど…似合うかな?」
「いや・・・似合うけど…」
 その手に持ってる二つの衣装は何かな?
「ブン太も着てみてよ。こっち(執事仕様)とこっち(メイドさん)どっちがいい?」

「どっちもイヤだ!!!!!」

#############

「じゃあ、ブン太は何がやりたいの?」
「屋台!たこ焼き!焼きソバ!おでん!!!」
「フフフッ、ブン太らしいね」

#############

幸ブン要素は薄いですな。今回。
むしろ幸村に色々な格好させちゃってすみませんな感じ!
結局、ブン太の意見採用してたこ焼き屋の屋台やってるといいよ!
頭にタオル巻いて、タンクトップでたこ焼きを焼く立海メンバーが激しく見たい!

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「おはよーっす!」

「おはよう。ブン太、今日も元気だね」

…何これ、俺 夢でも見てんの?
ここ男テニの部室…だよな…。
元気よくあいさつして部室(のはず)入った俺の目に
映ったのはいつもの優しい笑顔の幸村(セーラー服着用)だ。

いや!幸村だけじゃねぇ!部室に居る部員全員がセーラー服を
着てやがるっっ!!
部室がセーラー服だらけってどんな状況!?

オイッ!仁王!スカート膝上にしてグラビアポーズとんな!キモイっつーの!!
真田!!何でちょっとご満悦な表情なんだよ!!お前が一番似合ってねぇよ!
たるんでるよ!
柳、三つ編みおさげのカツラと糸目が何つーか昭和のかほりだよ…。
…つーか、幸村若干似合うあたりが逆に怖ぇぇ。

「あの…さ、幸村クン。どういう状況な訳…?コレ」
「あぁ。この格好の事? 文化祭で何やるかって話になってね。
 今のブームにのってセーラー服を着てカフェでもやったらどうだろうか?
 …と仁王が言い出してね」
 やっぱ仁王か…。でもよー…なんつーか


「それでなんで今着てんの・・・・?」
「ん?他に意見が出なかったからとりあえず試してみようって着てみたんだ。
 はい、これ。ブン太の分。」
「誰が着るかぃ!!
昔々とある王国に弦一郎王と蓮二王妃という夫婦がおりました。
二人の間には生物学上子どもなど出来る訳もなく…
長い間こどもがいない火の消えたような日々を過ごしておりました。

しかし!ついに!!2人は玉のような姫君を授かったのです!!

王様とお后様はもちろん、国中の人々は大喜び。
お城で開かれた姫の誕生を祝うパーティーには貴族も町人も
妖精も…国中の人々が集まり姫様の誕生を祝福しました。

パーティーの行われている広間では人々が口々に姫様の可愛らしさを
褒め称え、王様もお后様も
「…蓮二、子どもが出来たのは嬉しいのだが…どこから連れて来た!?」
「気にするな、気にしたら終わりだぞ弦一郎。」
…と揺りかごの中で眠るブン太姫を愛おしげに見つめながら幸せそうな
会話を繰り広げておりました。

――するとそこに3人の妖精が舞い降りました。

「ご招待有難う御座います。陛下、妃殿下。」
 3人の中でメガネをかけた一人が進み出て王様とお后様に挨拶をしました。
「うむ。お前達よくぞ来てくれた。」
 王様も嬉しそうに答えます。
「ご招待頂いたお礼に私たちからブン太姫様にささやかな魔法のプレゼントを差し上げたい
 と思うのですが宜しいでしょうか?」
 その妖精たちの申し出を聞き、王様もお后様も大変喜び快諾しました。

そこで、1人目の妖精・比呂士が進み出て、ブン太姫の眠る揺りかごに向って語りかけました。
「ブン太姫様…私は貴方のその可愛らしさを引き立たせる魔法を贈りましょう。
 肌は透き通るように白く、その髪は艶やかに美しく、唇と頬は薔薇のように可愛らしく染まり、
 花のように可憐な姫になりますように…アデュー」
と言って持っていた魔法のラケットを振り、ブン太姫に魔法をかけました。

次に、ジャッカルという妖精が揺りかごの傍に近づき、
「ブン太姫…俺は姫様に音楽の才能を授けよう…。
 姫の歌声は小鳥のように可愛らしく、いつか”だからストーリーはある♪”
 とか歌えるようになってみんなに愛されるだろう…ファイヤー!!」
そう叫んでラケットを振り姫に魔法をかけました。

そして、最後に3人目の妖精がブン太姫の揺りかごに進み出ようとしたその時…
ものすごい轟音と共に広間の出入り口が開き、
マムシに乗り、白衣を着た、瞳が見えないレンズが長方形のメガネをかけた
怪しい風体の男が乗り込んできました。

「蓮二…久しぶりだな…」
「貞治か…」
 男の呼びかけにお后様は呟きを漏らしました。
 そう、この男は隣国に住む魔法使いで最悪のマッドサイエンティストと恐れられている
 乾だったのです。

「折角の祝いの席に招いてくれないなんて水臭いな。」
 そう淡々と喋りながら乾はブン太姫のいる揺りかごに近づいて行きます。
「貞治…やめろ!!」
 お后様は何かに気付き必死で乾を制止しようと努めましたが、
 乾の行動の方が遙かに早く…
「先程、新作の乾汁EXが完成したんだ…野菜汁だから健康にもいい。」
 そういってブン太姫に新作乾汁を飲ませ始めました。
 ブン太姫も幼いながらその緑色のドロっとした汁に危機感を感じたのか
 泣き叫んで暴れましたが、抵抗虚しくそのドロっとした汁を飲まされてしまいます。

「…おや?どうやら失敗作だったらしい…」
 そう冷静に呟く乾の前から、ようやく駆けつけたお后様がブン太姫を抱き上げると
 ブン太姫は乾汁EXの衝撃に気絶をしているだけで命に別状はなさそうで
 お后様はホッと胸を撫で下ろしました。

しかし、
「おい!貴様!何のつもりだ!この緑のドロッとした液体に副作用は無いんだろうな!」
と王様が乾を問い詰めると
「おそらく俺のデータによると、この症状ではブン太姫は15歳の誕生日の日に
 糸紡ぎの針に指を刺して死んでしまうな」
とこれまたあっさりと衝撃の事実を喋りだしました。
「貴様がやった事だろう!どうにかならんのか!!」
と乾を責めますが乾は「そこまでは今の俺のデータにはないんだ…解決法が分かったらいずれまた来る。」と
呟いて無責任にもマムシに乗って帰ってしまいました。

姫の誕生パーティーの明るいムードは一転、とても重々しい空気に取って変わって
しまいました。
誰もがこれからのブン太姫の運命を考えて深く深く沈んでしまっています。

その時――
「すまんが、ちょっといいか?」
というその場の雰囲気から浮いた明るい声が聞こえました。

みんながそちらを見ると招待された3人の妖精の最後の1人が手をあげて
立っていました。

「みんな忘れとるようじゃけど、まだワシの魔法が残っとるんじゃ。」
その言葉にその場にいた全員はハッとしました。
「では、乾汁EXの副作用を無効化出来るか?」というお后様の言葉に
最後の妖精…雅治は残念そうに首を横に振り、
「残念じゃが、乾は魔力も強い上に乾汁は得体が知れん。完全に無効化するのはワシにはムリじゃ。」
と言いました。
一同は肩を落としかけましたが、雅治は言葉を続けます。

「完全に無効化は出来んが、姫が死なずに希望を繋ぐようにするんじゃったらワシにも出来る。」
「どうやってやるのだ?」
王様の問いに雅治はシニカルな笑みを浮かべ
「死ぬんじゃのうて、糸紡ぎの針に指を指されたら眠るっちゅーことに効果をすり替えるんじゃ」
と答えました。
「ちゃんと眠りから醒める方法も考えてあるから、安心せい」
そういって雅治はお后様の腕の中で気絶しているブン太姫に近付きこう言いました。

「本当はブン太姫様には、淑やかなレディーになれるような魔法を授けるはずだったんじゃがの…
 良いか、ブン太姫様。貴方は15歳の誕生日にもし、糸紡ぎの針に指を刺したとしても
 死ぬんじゃのうて眠るだけじゃ。
 それも永遠に眠るんじゃない。誰か貴方が心から愛せる王子様の口付けで目が醒めるんじゃ。
 ワシは貴方に生きるための希望をやろう…プリッ!」
 そう言って3人目の妖精・雅治は持てる限りの魔法の力を持ってブン太姫に
 唯一の希望を与えました。


#######################

ココまで~~~!!疲れた!
ふと、ベタといったらキャラで御伽噺っしょ!
と書き始めたは良いが導入部分でこの長さ…。
幸村出てこねーし!

続き…は力余ってたら書けたらいいな…。

あ、これ姫とか言ってますがブン太は男の子ですよ!
性別逆になってる人は誰一人としていないです~
「おっ、チューリップじゃん」

「チューリップがどうしたか、丸井。」

「おわっいきなり背後に立つなよビックリすんだろぃ

「それはすまなかったな。それで、丸井はチューリップが好きなのか?」

「うーん。いや、別に好きって訳じゃねぇけどさ。ちょっと気になる事を思い出してさー」

「チューリップで?」

「チューリップで、つーか去年の事なんだけどよー。
誕生日に幸村から赤いチューリップ一本だけ貰ってさ、そん時に『はい、これが俺の気持ちだよ』って渡されたんだけど未だに意味が良く分かんねぇんだよなー」

「……あれだけイチャついていたのにまだ付き合っていなかったのか?去年。」

「イチャっ……///別にイチャついて何か無かっただろぃ

「ふぅ……」

「何だよイキナリそれとチューリップと関係あんのかよ

「……チューリップの花言葉を知っているか?」

「花言葉…?」

「チューリップの花言葉は“思いやり”や“正直”と言う意味もあるが、イギリスでは赤い花にのみ“恋の告白”という意味を託すらしい。
恐らく精市は去年のお前の誕生日に赤いチューリップの花を使ってさり気なく告白した……という所だろうな」

「はっ

「全く我らの部長はキザな事をするものだな(笑)」

「っ/////////」

「………精市なら先ほど図書室にいたが?」

「人の思考読むなよ///

*************

花言葉で可愛い話を…と思いましたが不発ですっ

幸村がチューリップの色を赤にしたのは花言葉のためだけでなく、赤い色がブン太の髪に似ていて可愛いなっ
なんてブン太に言ったら赤面しそうな理由もあったりなかったり…?
「でさ!ジャッカルの奴、そのままの勢いでゴミ箱に突っ込んでさー!」

「うん。」

「可笑しいのなんのって…!」

「うんうん」

「……なぁ。幸村、オレの話聞いてる…?」

「んー」

「……聞いてねぇだろぃ

「うんうん」

「本なんてよんでないで、オレに構ってよ…。」

「うんうん」

「かまってくんねーと、くすぐるぜ?」

「うん」

「拗ねるからな

「うんうん」

「っっっ もーいい幸村がその気なら…赤也と浮気してやるーっ

「うんう――……だ、だめ



##################

当初の予定と順番かわったけれど②です
ベタな感じで…。
幸村くんも中学生だからたまにはこんなミスもするかなぁ…と(笑)
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