「おっ、チューリップじゃん」
「チューリップがどうしたか、丸井。」
「おわっ

柳

いきなり背後に立つなよビックリすんだろぃ

」
「それはすまなかったな。それで、丸井はチューリップが好きなのか?」
「うーん。いや、別に好きって訳じゃねぇけどさ。ちょっと気になる事を思い出してさー」
「チューリップで?」
「チューリップで、つーか去年の事なんだけどよー。
誕生日に幸村から赤いチューリップ一本だけ貰ってさ、そん時に『はい、これが俺の気持ちだよ』って渡されたんだけど未だに意味が良く分かんねぇんだよなー」
「……あれだけイチャついていたのにまだ付き合っていなかったのか?去年。」
「イチャっ……///別にイチャついて何か無かっただろぃ

」
「ふぅ……」
「何だよイキナリ

それとチューリップと関係あんのかよ

」
「……チューリップの花言葉を知っているか?」
「花言葉…?」
「チューリップの花言葉は“思いやり”や“正直”と言う意味もあるが、イギリスでは赤い花にのみ“恋の告白”という意味を託すらしい。
恐らく精市は去年のお前の誕生日に赤いチューリップの花を使ってさり気なく告白した……という所だろうな」
「はっ

」
「全く我らの部長はキザな事をするものだな(笑)」
「っ/////////」
「………精市なら先ほど図書室にいたが?」
「人の思考読むなよ///

」
*************
花言葉で可愛い話を…と思いましたが不発ですっ
幸村がチューリップの色を赤にしたのは花言葉のためだけでなく、赤い色がブン太の髪に似ていて可愛いなっ

なんてブン太に言ったら赤面しそうな理由もあったりなかったり…?