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思い付いたネタのたまり場。
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「おー!やっぱりキレイだぜぃ」

 満開の桜の樹に登って見る風景はブン姫が予想
 していたよりも素晴らしかった。
 薄紅の花びらの向こうには大奥の建物と、
 白い外壁と黒々とした甍の天守を持った本丸が見え
 将に壮観だ。


「……あそこのどこかに上様がいんだよなー。」
 ブン姫は
『急に輿入れが決まって慌しかったから、よくよく考えたこともなかったけど
 上様ってどんなヤツなんだろ?
 俺と同い年らしいけど…赤也みたいなんだったらヤダな…。』
 などと失礼なコトを考えながら本丸のどこかにいるであろう
 自分の夫に想いを馳せる。
『…それに今夜、初対面だし…』
 頭の隅に追いやっていた重大な事実を思い出して、
 頭を抱えて「うーわぁー」と首を振っていた時―

「何をしているんだい?」
 樹の下から凛とした声がブン姫の耳に届いた―


※※※※※※※※※※※※※※※※

幸ブン大奥最終話~!!
本日思いついた所でとりあえず区切りますw
やっと輿入れしに来た嫁みたいになってきたブン姫

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あ、幸村くんだ。

次、体育なんかな?
つーか真田がまた隣に居やがるし!
ずりぃよなー。隣のクラスのやつは!体育合同だし!
俺なんてクラス離れすぎてて一週間のうち、部活以外で会える機会なんて数えるほどないのによ!

……まぁ、真田の事はいいや!考えててもムカつくだけだし。

幸村くんやっぱカッコいいよなー。
背ぇ高いし、足長ぇし、色白いし、優しいしな!あーやっぱオレ幸村くんの事すっげぇ好き!
他の奴らばっかじゃ無くてオレの事も見て欲しいぜぃ。

……こっから念じたらこっち向いてくんねぇかな?
気付け!
気付け!
気付け!
気付け!
ねぇ、お願いだから幸村くん俺に気付いて……?

あっ……こっち見た、手ぇ振ってくれてる!
すっげぇ嬉しい!!
だってさ。これって運命みたいじゃねぇ?



**********

大奥打てなかったから今日道すがら考えてたベタな妄想第一弾。


校舎二階あたりから校庭に幸村を見つけたブン太。
目指せ乙女チックブン太!………なってる?
otokoyukimura-kakou1.gif   幸村精市漢前同盟。
    素晴らしくステキだったので主張してみましたw









PiPiPiPi

寝ようと思ってたのに誰だよ!!
夜11時55分。ケータイから発せられる電子音
に感じたイラつきは発信者名を見て一気に吹き飛んだ。

「もしもしっ!!幸村!?」
『あ、よかった。まだ起きてた?』
「もうそろそろ寝ようと思ってたとこ。
さっきまでメールしてたのに、夜遅くどうしたんでぃ?」
『…あれ?ブン太もしかして気付いてない?』
「ん?何が?」
『だって、明日って…あぁ、今日はブン太の誕生日だろう?』
「…え?」
バッと振り返って時計を見ると長針と短針はそろって12という数字を指していた。

『ふふ、誕生日おめでとう、ブン太。生まれてきてくれてありがとう。』

”お前の15歳最後の瞬間と、16歳最初の瞬間をブン太の声を聞きいていたかった。
 そして、一番最初におめでとうと言いたかったんだ。”

と囁く声が受話器を通して俺の耳に優しく響いて
俺はミョーに照れくさくなって
「はははっ!お前キザ!」
と思わず笑ってしまったんだ。

「・・・雀刈殿。今日は絶対に起こるでしょうねアレは…」

「あぁ、そうだな。こんな天気のいい日ぐらいせめて平和に過ごしたかったぜ」

「まったく同感ですよ。」


きゃーーー!!


「雀刈殿!柳生殿!御台様と越前が池の鯉で釣りを始めて大騒ぎになって
 おります!私たちでは止められません!!」

「…やはり、やりましたね。」

「あぁ…。」

「池の鯉が全滅する前に行きますか。」

「全く!上様と手塚様が出張中で寂しいからって
 毎回こんな騒ぎ起されちゃたまらないよな…。」

※※※※※※※※※※

帰ってきた上様に御台様を止めてくれと
お願いしたところで
「すまないね」
とか
微笑みでごまかされるよ。
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