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ドキサバ海編のブン太・幸村・ジャッカルによるお風呂イベント
から端を発した幸ブン妄想です。
会話内容半分以上ゲームからそのまま持ってきてるので、
見てなくて「いつか自力で見てやるから見たくも無いわ!!」という雄々しい人は
続きへを押さないでね
俺はかなり浮かれていた。
何てったって珍しく部活が休みなんだぜぃ!?
コレが浮かれずにいられるかっ!
久しぶりの休みだから部室裏でガーデニングに勤しんでる幸村と
まったりするのも良いかもなっなんてルンルン気分な
今の俺の心の様に空もぽかぽか小春日和だ!
もうそこの角を曲がると部室裏の花壇!
きっとそこには花に愛情を注いでるカッコイイ幸村がいるだろう
「やぁ、ブン太。」と笑いかけてくれる幸村を思い描き
花壇へ軽くダッシュ!角を曲がるとそこには―
ひょっとこがいました。
そう!ひょっとこが!
立海テニス部のジャージを着たひょっとこがっ!
スコップを握り、土をいじり、良い汗かいたと言うように額の汗を
拭う仕草をするひょっとこが!!
あまりの衝撃に力が抜けて、手に握っていたカバンが
引力に引かれてドスッと地面に落下した。
その音に反応してクルリとひょっとこがコッチを向いたので慌てるが隠れる場所など有りはしない。
「ひぃっ!」と出かけた悲鳴を何とか押し込め、じぃっとヤツと見つめ合うことしばし。
「やぁ、ブン太じゃないか。」
とひょっとこは親しげに俺の名前を呼んでくる。
俺はひょっとこに知り合いなんていねぇぞ!
じりっ。と後ろに退くが、ひょっとこは不思議そうに近付いてくる。
「どうしたの?ビックリした顔して何かあった?」
そう喋るひょっとこの声は良く聞くと多少くぐもっているけど聞き覚えが有って―
「もしかして、お前…。幸村ぁ!?」
「うん。そうだよ?他に誰がいるんだい?」
「いや、だって…そのひょっとこ…。」
恐る恐る顔を指差すと
「あぁ、コレ?外すの忘れてたよ。ガーデニング中にトレーニング出来ないかと
思って色々試してたんだ。」
とあっけらかんと言ってひょっとこ―否、幸村は漸くひょっとこのお面を取った。
「何でトレーニングでひょっとこ?」
「おかめとか仮面ライダーとか色んなお面試したんだけれど、一番これが効果的だったんだよ」
だから、何でお面をつける必要が?そうツッコむ元気もなんか今はない。
「ブン太も試してみる?」
とひょっとこのお面を差し出す幸村は爽やかな笑顔は
ある意味男前だ…と俺は引き攣った笑みで
お面を押し返しながら思った。