04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
「ごめん…俺はブン太のことそういう風には見られない」
この言葉で俺と幸村の微温湯に浸かったような心地よくて、不安定な世界は
崩壊した。
モラトリアムの終焉
二年生になって、球打たせて貰えるようになって―
そんな中でテニスの才能でメキメキと頭角を現していた幸村くんと俺が話すように
なって…俺はいつも幸村くんにべったりで、幸村くんも俺が側にいる事を
許してくれて、
タイプの全然違う俺たちが親友のような関係になれただけで奇跡だと思う。
けど、ずっと一緒に居て幸村くんの側に居ると心地よくて、幸村くんのことが好き
だって気が付いて…俺だって男同士なんてカンベンだと思ってた、
こんな感情有り得ねえ!ってだから抑えようと思ってたのに…。
気持ちを抑えようとすると苦しくて辛くて…この辛さから開放されたくて、
「っ!!幸村くん!俺・・・、幸村くんのこと好きなんだ!」
二人っきりの帰り道、覚悟を決めて告げた想いは僅かな気まずい沈黙の後、
想像の通り砕け散った。
― ゴメン…オレ、ブンタノコトソウイウフウニハミラレナイ―
あれ以来、気まずくて幸村くんとは一度も話していない。
心地よかったモラトリアムを破っちまったのは俺だけど、
まだこの気持ちを諦められそうに無いから、遠くからお前のことを想って
てもいいですか?
###############################
書きたいと考えてたネタ~。
一応三部作くらいの長さを予定。
ブン太振られちゃったけど、ちゃんと幸ブンだよっ!!