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― 白の王国。
その名の通り純白の旗と笹竜胆を象徴とするその国は、
現・国王である源頼朝が父・義朝の時代より争ってきた赤の王国との
戦いに勝ち、赤の王国の土地の多くを接収、近隣の国との合併を
繰り返しこの時空の土地の大部分を国土にした強国である。
赤の王国との戦いの後、白の王国は飛躍的に拡大した国土を
効率よく統治すべく改革を進められてきた。
その一貫として近年始められたのが知行国制度である。
中央・南・北と地域により国土を三分割し、中央を国王の頼朝の直轄地、
南北をそれぞれ頼朝の兄弟を小王として置き、一種の国として自治を行う制度
である。
白の王国の国土のうち、南の『瑠璃の国』と呼ばれる国は
国土の南に完全自治地域である「熊野」、西の国境に隣接して
今は縮小した赤の王国が存在する…そんな特殊性から頼朝の兄弟の
中でも戦上手と有名な源九郎義経が小王として置かれていた。
この物語は『瑠璃の国』とその地域に脈々と息づく【八葉】と【八葉の花嫁】
制度を巡る人々の話である。